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徒然

言葉と宗教

2013年10月23日

この間、インドヨーロッパ語族のことについて読んでいたら、ちょっと目からウロコ!

インドヨーロッパ語族の分布。現在の殆どがインドヨーロッパ語族に属するわけですが、世界の三大宗教と言えば、キリスト教、ヒンズー教、仏教。これらは、インドヨーロッパ語族が発祥の宗教。
戦いで領土を広げると、当然宗教も戦勝国の宗教となり、同時に言葉も拡がったことは容易に考えられます。が、ちょっと検証。

インドヨーロッパ語が生まれたのは、早くても8000年くらい前のようで、キリスト教が生まれたのは2000年前。ローマ帝国が生まれた時期と同じ頃。それまではローマ神話の神々に祈りを捧げていたローマ帝国にキリスト教が浸透。ローマ帝国ではいくつかの宗教が公認されていたようで、キリスト教も公認となり、さらに帝国内にキリスト教が広まったと思われます。

古代エジプトの一番古い文献が紀元前3600年頃だということなので、今から5600年くらい前になります。古代エジプトで使われていた言葉はアフロアジア語族に属する言葉。当時は中東からアフリカ大陸で使われていた言葉ですが、現代の分布を見ると、アフリカの多くの国でインドヨーロッパ語族が公用語として使われています。
アフリカ大陸では、インドヨーロッパ語族とアフロアジア語族の領土的戦いというより、権益の問題により・・・というのが原因でしょう。もちろん宗教も浸透していきます。

アラビア語もアフロアジア語族に属する言葉ですが、キリスト教の後に生まれたイスラム教を信仰しています。ローマ帝国との攻防などが原因でしょうか? 同じユダヤ教から生まれた宗教ですが、争いの絶えない宗教となってしまいました。

アフロアジア語族には、アッシリア語、アッカド語、ヘブライ語などがあります。アッカドでは楔形文字を利用していましたが、インドヨーロッパ語族のヒッタイトでも楔形文字が使われていました。すごく簡単に言うと、日本と中国の関係みたいなものでしょうか? 日本で漢字は使うけど、言葉は違う・・・みたいな。
仏教は漢字と共に入ってきたのでしょう。キリスト教も後に入って来ますが、日本人にはあまりにも馴染みがなさすぎたのか、かなり中途半端な入り方。日本にも勿論キリスト教信者はいらっしゃいますが、宗教をばかにしてるのか?という感じの日本人の良いとこ取りは笑えます。

宗教の話でいくと、日本は多神教。八百万の神々ですから。多神教と言う事なら、ギリシャやローマも多神教。どういう流れかは知りませんが、古事記を読むと、オルフェウスとエウリディケとそっくりな話が出てきたりします。シルクロードを通って日本の神話に組み入れられてのかな?なんて適当に思ってますが、こういうのを調べるのも面白そうです。

宗教が違うと相入れないのか、言葉が奪われると宗教も消滅して行くことが多いように思います。今、複雑な立場にいるのが、アメリカ大陸やオーストラリアの先住民の人たち、さらに身近な所では北に追いやられたアイヌの人たちではないかと思われます。彼らの言葉は失われようとしていますから。

言葉と宗教なんて大それたタイトルで、調べれば調べるほどおもしろく、また別の機会にゆっくり調べたいと思った次第です。

よろしければ、一言どうぞ

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