「書けない言葉」カテゴリーアーカイブ

阿吽の呼吸

良く息のあった人たちのことを「阿吽の呼吸で・・・」なんて言い表すけど、そういうものがそれぞれ仕事をしているだけの場合でも必要なんだな・・・と痛感しました。

 

この「阿吽の呼吸」は、吐く息と吸う息のこと。サンスクリット語では「阿」が12母音の最初の音で、「吽」が最後の母音らしいけど、そういう意味では、日本の五十音の最初は「あ」最後が「(う)ん」。
サンスクリット語が古代語でアジアで広く使われていたらしいから、日本も勿論影響を受けたでしょうね・・・。

 

最初と最後の音なので、宇宙の始まりと終わりを表すらしいですが、生と死を表していると聞いたことがあります。
まぁ、広い意味で同じような意味なのかな? とは思いますが。

 

そこから、対のモノを表すようになり、狛犬や金剛力士像などに使われるようになり、転じて二人の人が呼吸を合わせるように行動している様子を表すようになったようです。

 

a-hum

 

で、今回ですが、普段は一人で仕事をしていますが、時々二人になります。組み合わせは色々で、毎回別の人の場合もあれば、同じ人とする場合もあります。
この三連休を新人さんと仕事をすることになり、特に何も思わずに最初は仕事をしていたのですが、途中からお互いの呼吸がかみ合わないことにイライラしてしまいました。

 

今までは、それぞれがそれぞれの仕事をきっちりすればいいや。。。と思い、そんな感じで仕事をしてましたけど、今回のことがあって、なんとなくですが、息が合ってくれば割と楽しく仕事ができるのではないのかなぁと、ちょっと楽しみに感じたのですが、そんな風に思うのは初めてなので、今後が楽しみになりました。

 

したことのない経験って、前向きなものであれば、幾つにになってもいいものだと感じました。

ひきこもごも

ソチ五輪も、もう終わり。すべての競技を見た訳ではなく、こんな競技もあるんだと驚いたりしたオリンピックも終わるとなると、やはりなんとなく寂しいもの。出場していた訳でもないのに、また合おうね〜なんて思ったりして。

オリンピックを振り返ると、悲喜こもごもだな〜なんて思うのだけれど、「こもごもって?」とクエッションが・・・・。

「ヒキ」は「悲喜」だと分かる。喜んだり悲しんだりって事だから。その「悲喜」のつづく「こもごも」って一体どこから来たんだ?
キーボードたたいて変換させても出てくるんですね(^^)「悲喜交々」です。しかも、これって四字熟語なんてすね。

で、使い方ですが、オリンピックも悲喜こもごもだったな〜なんて思う訳ですが、これって、いろんな人の悲しみとか喜びを感じての感想です。が、本来は、一人の人の悲しかったり喜んだりを表す言葉だそうです。

うだつ

「うだつがあがらない」なんて、意味も知らずに、でも、使い方は正しくだれもが使っている言葉。
テレビで、「これが卯建で・・・」なんて出演者が言っている言葉に、字幕がついていて、ああ、これか? と気付いた。
で、「卯建」って?

うだつ

家と家の間にある部分が「うだつ」。もともとは防火壁だったようですが、江戸時代になると、「うだつ」を上げるにはそれなりに費用がかかることなどから、装飾的な意味合いが強くなり、「うだつが上がらない」なんて言葉が生まれました。

「うだつ」に漢字があるのは当たり前の事だけど、見たこともなかったので驚きでした。
ただ、この漢字は当て字のようですね☆

言葉の端々

結構良く使う言葉なのに、書こうとすると、どんな字? と考える言葉がたくさん。パソコンで、キーボードを打てば、勝手に変換してくれるから、今ではほとんど字を書くことも無くなったためでしょうねぇ~。

ごく最近、書こうとして止まってしまったのが「言葉の端々」。「はしばし」ってどう書くんだっけ?

まさか「橋々」であるわけはなく。キーボードを叩くと「橋場氏」とか「羽柴氏」が出てくるけど、これは人の名前。「端々」しかないけど、「ことばのはしばし」って、言葉の端っこのことなのか? とクエッション。
普通、あんまり意味など考えて話したりはしないから、自分の感じているイメージで、言葉を使っている。ほとんどの人がそうだろうけど。

「言葉の端々」って、人と話をしている時に、その人の言葉づかいが気になったり、敵意を感じたりした時に、「言葉の端々に悪意を感じる」なんて感じで使ってました。
この「端々」は、「あちこちの部分」とか、「ちょっとした部分」という意味なのだそうで。端っこの部分を指しているのではなさそう。これを英語にすると「end-to-end」と言う言葉になる。あくまでも終わりとか、まるっきりの端っこって感じですね。イコール英語にするには、日本語が複雑すぎるんだとは思いますが。