万感の思いを込めて

ソチ五輪。男子フィギュアスケート。高橋大輔選手最後の五輪は総合六位。

彼の王者たる所以は、決していい訳をしない事。起こったすべてを受け入れる器を持っている事。もしかしたら、時には受け入れ難い事だってあったに違いないけれど。

今回のソチは、高橋選手にしては考えられない順位ではあるけれど、その悔しさを胸に秘め、彼は言う。「これが、今の自分の実力」
見ている者でさえ悔しい思いが募ると言うのに。

2005年12月に行われた全日本選手権での、本田武史選手との新旧交代劇は劇的で、それ以来、日本の高橋から世界の高橋へ。
本田選手から高橋選手に渡されたバトンを持って、一人ひた走った八年間。今そのバトンは、高橋選手の手を離れ、羽生選手へと渡っていった。

多くの感動を与えてくれた高橋選手に別れを告げる時・・・。

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