「早い」と「速い」

書こうとして、ふと「どっち?」と思う字に「早い」と「速い」があります。

「早い」と言う字は、上が「日」で下が「十」と言う字です。一説では、基本は「旦」と同じようで、太陽が昇る様子ですが、「旦」が地平線から太陽が昇る様子なのに対して、「早」はなぜか泉のある草原から太陽が昇る様子なのだそうです。
別の説では、「日」と人の頭を現す「甲」から「朝はやい」と言う意味の「早」になったとのこと。私に判断はできませんが、どちらにせよ、「早」と言う字は、例えば「早朝」のように時間的に早い場合に使います。

もう一つの「速い」と言う字ですが、まず「しんにょう」は「辵」が変形したもので、上の部分が「ぎょうにんべん」で下の部分が「足」です。足で使う動作を指しており、歩くことや行くことを現します。「束」ですが、時間を束ねるように縮めることから「速」が生まれ、スピードの速さに使います。

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