霜 コメントする 12月 雪の化身が舞い降りて 夜のうちに 銀の世界への彩る 生きてはいるのに 死んでしまったように 身動きしない世界 静寂の世界 音のない世界へと導いていく そんなものとは まったく関係ないように青く光る空 けれど そう けれど 太陽のひかりがほん少し 空気の中に暖かさを送り込むと 静けさの中に かすかに 生きている音が響いて 雫が大地に1粒1粒したたりおちて 雨の化身へと姿をかえる