前の時代 ―過去の記憶、未来の記憶―

なつかしい気配
時代がささやく
2人が一緒だった前の時代の記憶が激しくささやきかける

 
 

忘れかけていた 遠い過去の記憶

人ごみのなかで ひとり部屋の中で

君のことを待っていた
出会うはずの君
どこかにいるはずの君
君への想いは ただ遠く かぎりなく遠く

手と手をとりあって走っていたよね
同じ夕陽を見て語り合った
空におりなすグラデーションの中で

君を見つけた時 遠くで光が見えた気がした
君を知って孤独を知った
君に触れて出会いを知った

何かがひとつになる瞬間

 

同じ風景 同じ想い出 同じ夢

同じ記憶の中で 朝まで抱き合って 朝までキスをした

見えるだろう
寄り沿って同じ夕陽を見ている2人が
輝く夕陽の中で微笑みあう2人が

扉をあけて目の前に続く道を走っていこう
なつかしい未来へ向かって
懐かしい未来
時代がささやく
2人の未来の走りつづける記憶が
激しくささきかける

よろしければ、一言どうぞ